社長BLOG

オリジナルを必要としなくなる日

ソーシャルな世界にいると、年中CGM、UGCといった概念と付き合うことになる。

これは、プロが作った作品ではなく、一ユーザーが作った作品を別のユーザーが楽しむというコンテンツの一形体だ。

・プロのライターや記者ではなく、ブロガーの記事やSNSの日記を楽しむ。
・プロのイラストではなく、pixivに投稿されたイラストを楽しむ。
・プロのミュージシャンではなく、アマチュア投稿された楽曲や、初音ミクを楽しむ。

もともとこれらのCGM、UGCには、元ネタがあることが普通であった。

・世間のニュースを元に、独自の視点で日記で考察する。
・プロが書いたアニメや漫画を元に、二次創作としてイラストを描く。
・プロの曲を歌ってみたorミクに歌わせてみたなどと、元の曲とのギャップを楽しむ。

といった具合に。ところが、最近この動きに変化を感じている。

「元ネタ」すなわちプロが作ったオリジナルが必要なくなってきているのだ。元ネタ自体がアマチュアで、アマチュア作品を元に二次創作を行う。アマチュア完結型のサイクルが実現しているのだ。

プロのオリジナルを必要としないという意味では、水産で言うところの完全養殖と近いかもしれない。
※ウナギの完全養殖
http://www.asahi.com/science/update/0408/TKY201004080525.html

現在のこの動きは東方Projectひぐらしのなく頃に、そして初音ミクが火種になった。

なかなかに強力で、底堅いし、現代の多様化のニーズにもかなっている。

今後、他の分野にも拡大していくのではないかと予想している。

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