手嶋屋開発マネージャー 國忠亮介の一日手嶋屋が誇る敏腕エンジニア 國忠亮介


「おはようございまーす。」
朝の赤坂に颯爽と、バイクに跨った國忠が現れた。
15分の通勤で気を引き締め、すがすがしい気持ちで一日を始めるのだという。 手嶋屋の自由な社風ゆえ、國忠の服装はいつもカジュアルである。

國忠の一日は、各SNSとメールのチェックから始まる。
SNSの開発に携わる者として、彼はビジネスツールとしてもmixiやGREEを最大限に活用しているのだ。 チェックが済んだら、この日のタスクを計画。
「タスクの一覧と照らし合わせながら、やるべき仕事に優先順位をつけるんですよ。」
開発マネージャーとして手嶋屋全体の各プロジェクトを見通し、最も効率的な方法で開発が進むように心を配っているという。


この日は週に一度の定例ミーティング。

社長の手嶋・取締役の大平とこれからのサービスについて話し合う。
「世の中を揺るがすような新しいサービスはないか、っていつも考えてます。」
そう語る國忠の目は、いま間近にある仕事だけではなく、常に時代の数歩先を見据えている。

日々の食事をネタにしたBlogを書いている國忠にとって、ランチは「攻めの時間」だという。
「食事だけはマンネリにならないようにしています(笑)食事で攻めているからこそ、仕事でも攻めていけるんですよね。」
新しい店の開拓にかける労力は惜しまないという國忠。

食を通じて得たバイタリティは、彼の仕事に対する前向きな姿勢へと結びついている。

手嶋屋で働くプログラマたちは、國忠を頼れる身近なボスのような存在だという。
技術的な質問やプロジェクト上の相談にいつでも気軽に応じる彼の姿には、「厳しい上司」のような近寄りがたさは微塵も感じられない。

「やっぱり仕事は楽しんでやってほしいですからね。上からガミガミ言われるよりも、『自分でやった!』っていう経験を大切にしてもらいたいんです。そうやって能力を開花させていけるのが理想じゃないですか。」
スタッフの一人ひとりを信頼して仕事を任せるが、任せっぱなしにはしない。 そんな彼の姿勢に、フィレンツェの職人の「親方」の一面を垣間見た気がした。

國忠が関わっている業務は、単なる開発のみにはとどまらない。
各プロジェクトの統括や手嶋屋内のサーバ運用をこなしつつ、営業や企画にまで幅広く関わることもある。
「新たな価値をつくり出すことへの興味が、僕を動かす力の源ですね。それは開発の仕事だけでは満たされませんから。何の仕事を専門にしているというよりは、きっと趣味の延長が仕事になっているという感じですね。」
純粋な興味から仕事をしているという彼だからこそ、仕事を心から楽しむものにできるのだろう。

「じゃあ、僕はこの辺で」

帰るタイミングは日によってまちまちだというが、一日の仕事を終えた國忠の顔には充実の色が浮かんでいた。
こちらに向かって華麗なポーズを決めた今日の國忠は、なんだか少し楽しそうだ。 ひょとするとこの後に何か嬉しい予定があるのかも、と思っているうちに、
彼は夜の赤坂に消えてしまっていた。

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