社長BLOG

SkypeやOpenPNEのような、ハードウエアを持たないインフラ事業の考え方

世界最大の国際通信キャリアは「Skype」に – 米TeleGeography調査 | ネット | マイコミジャーナル

ついに来た。KDDIでもNTTコミュニケーションズでもなく、Skypeが世界最大の国際通信キャリアになった。

私はSkypeに注目している。

SkypeはOpenPNEと同じようにハードウエアを持たないでインフラ事業を手がけ、それに成功しているからだ。

ハードウエアを持たないインフラ事業がどういう物か?
なかなかわかりにくいかもしれない。

Skypeのすごいところは、ほとんどハードウエア資産を持たずにP2Pソフトウエアだけで、通信ネットワークインフラを作り上げてしまったというところだ。

Facebookやmixi、GREEなどのSNSもめちゃくちゃすごいが、サーバインフラとしてハードウエアを保有している点で、オールドスタイルだ。ソフトウエア技術単体での最高の成果はSkypeだとおもう。

既存のインフラとは、戦略もシェアや売上げに関する考え方もまるで違うだろう。

たとえば、電話インフラを例にとると通常はこのような試算になる。

・この地域には200万人住んでいる
・もし電話が使えるようになれば100万人が利用しそうだ
・100万人をカバーする電話アンテナを立てるには1億円かかる
・となると1人から100円とればトントン、それ以上は儲けになる
・色々なキャンペーンや広告費を使っても、一人当たり150円のもうけは間違いない
・それなら儲かりそうだ。よし、やろう!

と言う感じ。実際にはもっと複雑だろうが、ポイントは
対象となるユーザー数を元にして事業計画を決めているところ。

対して、ハード投資の無いインフラはどうなるだろうか?ソフトウエアの場合、コストはほぼ100%が人件費になる。この人件費が判断のベースになるのだ。

・うちのソフトウエアエンジニアは10人いる
・1人当たりの年間コストは 1,000万円だ
・1億円儲けられればトントン、それ以上はもうけになる
・どうも国際電話は1億人が使ってるそうじゃないか、ニーズも高い、この利便性なら150円にしても100万人は堅いだろう
・それ以上の人数は今すぐに儲ける必要が無いので、将来ユーザー確保のための宣伝だと、無料で配ってしまえ

というロジックになる。

最初に「ソフトウエアを創造できるエンジニアが10人にて、、、、」と言うところからストーリーが始まるのが、とてもステキではないか?

この成功を研究して、OpenPNEも発展させるよ。

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