社長BLOG
組織の母集団とOpenPNEユーザーの関係性
- 2010-04-11 (日)
- 社長BLOG
OpenPNEは組織が使うものだと考えている。組織体系が明確で無い場合は、わざわざ特別なサイトを利用する理由が少なく、OpenPNEよりもmixiやtwitterなどのカジュアルなサービスを利用するだろう。
この地域の住民全員に参加して欲しい、うちの全社員に入って欲しい。うちの製品を買ってくれた人だけに参加して欲しい。特定の悩みを持った人だけで交流がしたい。など、
参加して欲しい対象とする母集団や組織が明確なものが、OpenPNEの得意分野だ。
ここで、これまでのマス型のソーシャルメディアと違った要素が出てくる。それは「まだ参加していない人」の存在だ。
従来のサービスでは、サイトに参加していない人はただ参加していないだけで、誰が参加していないかなんて分からない。たいていユーザーの対象は「日本人ならだれでも」になるから、これは当然だ。
一方、OpenPNEは対象の組織を決めてからサイトを運営することが多いので、
「うちの地域住民ではお年寄りがまだ1,000人入ってないな」
であったり、
「うちの会社では営業部門が全然参加していない」
というように、参加していない人が特定できるケースが多い。
図にするとこんな感じで、OpenPNE側にはまだ参加していないけど誰だかがわかっている灰色の人たちがいるわけだ。
こうした特定できている、灰色の人たちに、いかに参加してもらうか?使ってもらうか?がサイトのユーザーを増やし活性化させるための、重要な施策になる。
そこで考えたオプションが二つ。
「組織の強制力を使って参加させる」
・組織の名簿のコピーなどを行い、とりあえず全員参加状態にする。
・組織の強制力を使ってログインさせる。
「ログインをものすごく簡単にする」
・シングルサインオンで、すでに使っているサービスから空気のようにログインできるようにする。
・すでに使っているサービスと同じ番号やパスワードでログインできるようにする。
この二つだ。組織の強制力を使う部分はOpenPNEのオーナーにお任せするとして、自分は
「ログインをものすごく簡単にする」
こちらを追求する。
「対象組織のメンバーがどれだけログインしやすいようにOpenPNEを進化させるか?」
手始めに手嶋屋から取り組む。手嶋屋では会社のメールアドレスや文書管理をGoogleAppsで行っているので、GoogleAppsのアカウントとOpenPNEのアカウントを同期させたい。
そこでOpenPNEを接続するプラグインを作り、メールアドレス(GoogleAppsのアカウント)を発行された全社員(アルバイトも)が手嶋屋の社内SNSにシングルサインオンできるようにする。
外部認証で初期登録画面をスキップする【OpenPNE設計】
- 2010-04-10 (土)
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OpenPNE3を世界最大のソーシャルメディアをつくりはじめる最初のバージョンにしたい。
※作り方はヨーロッパ連合方式というか、キングスライム方式というかそんな感じ
ソーシャルメディア同士をどのようにつなぎ合わせる際にはいろいろな課題が、まずは技術的な課題から手をつけて行くぞ。
技術的な課題はとりあえず3つ
1:認証連携
2:ユーザープロフィール連携
3:日記やつぶやきなどのデータ連携
シングルサインオンを前提にするとはどういう事か?
現在OpenPNEでは外部認証を使ってシングルサインオンしたとき、新規ユーザーであれば、以下のようなユーザー登録画面が表示される。
ここで、パスワードを要求される。シングルサインオンを前提にした場合、認証は外部に完全に依存するので、パスワードを登録するシーケンスはスキップしたい。
ついでにいうと、この登録画面自体が表示されるのがわずらわしい。
ユーザー登録を一切せずに、ユーザーの新規登録と初回のログインを完了させたい。完璧というわけではないが、ATNDのシーケンスがこのイメージに一番近い。
※ATNDはイベントサイトなのにメールアドレスを取っていないもんだから、直前の連絡がしにくくて困ることもあるんだけどね。
パスワード再発行時の対処をどうするんだ?なんて、
いろいろ不都合もあるだろうが、とりあえず登録画面をスキップするやり方を標準にしておいて、心配な人だけパスワードやメールアドレスを要求するようにしてはどうだろうか?
Social Network Technologies and Usages にOpenPNE登場
- 2010-04-09 (金)
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GoogleのOpenSocialのエバンジェリスト Patrick Chanezon さんが作ったOpenSocialの資料。OpenPNEが載っていた。
手嶋屋トライアル合格者「グエン トウ」さんが手嶋屋に参加
- 2010-04-08 (木)
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手嶋屋トライアル#1に合格した「グエン トウ」さんが、来週月曜日から手嶋屋に参加する。
彼は大学生人のことなので、アルバイトとして参加してもらう。
詳しい方ならわかると思うが、ベトナムではほとんどの人が「グエン」という名前を持っているのだ。
国家主席もグエン、首相もグエンである。
Wikipedia
OpenPNEを発展させるため、一緒に楽しくやっていきたい。
※メールアドレスの発行が大変だ。
手嶋屋トライアル#2@新宿御苑 開催
- 2010-04-07 (水)
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「世界に広がるOpenPNE、共に創る仲間を募集」
手嶋屋の一員になる、OpenPNE開発者の選考会を行います。
※第二回目です!
・オープンソース開発を職業にしたい
・世界に広がるソフトウエアの開発に参加し、実力を磨きたい
・自分の生み出したソフトエアで世界を良くしたい
こんな意欲を持った方の参加をお待ちしています。
会場 / 手嶋屋新宿御苑オフィス(新宿鈴木ビルA館 7F) (東京都新宿区新宿1-6-8)
URL / URL :http://tejimaya.com/tag/trial
参加条件:
・高校生以上であること
・SSH接続可能な無線LAN付きノートパソコンを持参できること
・2回のトライアル選考会に両方とも参加できること
参加申し込みはATNDから。平日コースと休日コースの2コースに分かれています。
(休日コース) 4/17 11:00~13:00 4/24 11:00~13:00
http://atnd.org/events/3994

(平日コース) 4/19 19:00~21:00 4/26 19:00~21:00
http://atnd.org/events/3995

Jobweb インタビュー動画「オープンソースのSNSエンジン『OpenPNE』に懸けた想いとは?」
- 2010-04-06 (火)
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Jobwebさんのインタビュー動画がアップされた。
ソーシャルメディアの将来、OpenPNEの戦略、テクノロジー、オープンソース、就職について思う限りを話した。100分超の長い動画だが、ぜひ聞いていただきたい。話のトピックは最後にまとめた。
http://www.ustream.tv/recorded/5822076
トピック前半
・なぜOpenPNEをオープンソースにしたか?
・オープンソースは儲かるのか?
・OpenPNEにつながる学生時代の取り組み
・2004年時点でmixiやGREEモデルをなぜ追わなかったのか?
・組織が使うシステムはすべてソーシャルネット、ソーシャルメディアに切り替わる
・たくさんのSNSをつなぎ合わせる構想について
・手嶋屋のビジネスモデルは、組織の入れ物を配って、組織運営を手伝うこと
・なぜ研究者にならずに起業したのか?
・Twitterは投稿しやすさナンバーワンの座を獲得している(これまではSNSが最速だった)
・TwitterもSNSの一ジャンルである
・既存のSNSの画面も影響を受けTwitter化している
・いくらソーシャルメディアが巨大になっても組織のプライバシーやセキュリティに配慮したコミュニケーションは無くならない
・世の中はグローバルではなくインターナショナル、ひとつの世界にはならない、歴史が証明している
・OpenPNEは、ID連携やデータ連携など、個々の組織をていねいに表現する
トピック中盤
・日本ではオープンソースは利用企業は沢山あるが、ソフトウエアを発明している会社は非常に少ない、手嶋屋は非常に少ない一社だ
・手嶋屋のように技術にフォーカスした企業にとって、オープンソースは強力な武器である
・手嶋はマニアックがものがもともと好きで、飽きずに一つのこと(組織コミュニケーションシステムの研究)に没頭している
・世の中のスポットライトは常に動く、時代によって動き回るスポットライトを追いかけるか、自分が決めたものを追い続けるか?
・信じたものを突き詰められるか?飽きずにずっとやれるか飽きのこないものに出会えるか?(たとえばパソコンの前に12時間座っていられるか?)
・エンジニアをやってなかったら、セブンイレブンやツタヤなどのチェーンの組織設計をやっていたかった
・オープンソースのビジネスモデルのパターン、有名モデル、WordPressホスティングモデル
・PHPの良し悪し、Rubyの良し悪し
・PNEってどういう意味?
トピック後半
・手嶋屋インターン宿泊施設「手嶋荘」について
・「Happy=Food Friends Funの法則」マズローを縮めてわかりやすくした
・H=F^3の法則にもとづきランチランダマイザーでランチ無料にしている
・ランチランダマイザーはOpenPNEのイベント機能を利用している
・エンジニアに求められる能力 世界のいろんな人とコラボレーションできる能力
・エンジニアに求められる能力 日本人力、日本人が世界と比較して優位な能力を研ぎ澄ませる
・技術を磨くのは当然
・手嶋屋の約束「世界のどこに行っても、必要とされる開発者を育てる」
・オープンソースは非常にスムーズに世界に進出することができる
・ノマドワークスタイルは、世界中でコラボレーションする準備としても注目している。
・プログラマは場所に縛られるべきではない
http://www.ustream.tv/recorded/5822076
篠原さんが手嶋屋を卒業
- 2010-04-01 (木)
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地デジテレビを買うなら停波の後がお得
- 2010-03-30 (火)
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アナログ停波に向けて地デジをいま買おうとしているあなたは、すこし待った方がいい。
停波が完了した後に、必ずアナログチューナーを搭載していない、フルデジタルの、安価な地デジテレビが登場する。
メーカー側は現在のテレビの売上に影響するから、このことをわざわざ言わない。
チューナー一つ分、お値段がお得になると読んでいる。シールドが難しいアナログ回路を持たない点では、かなりアドバンテージがでかいと思うんだ。
リモコンもさっぱりするし。












