社長BLOG
【講演】バンダイナムコゲームスさん社内SNS「バナコ」お披露目 その1
p>みなさん、こんにちは。
広報の白石です。
手嶋屋ブログ「新入社員」ふたりの初ブログ、読んでいただけたでしょうか?
アルバイトの長かった酒井さんも、手嶋荘に住みついた長澤君も、
新人らしくフレッシュな春の香りをどっさり運んできてくれます。
フレッシュといえば、つい先月、「バナコ」さんが誕生しました。
誰の子供かって?
いえいえ、子供ではありません。
「バナコ」というなんとも愛嬌のある名前は、OpenPNEエンタープライズユーザー会の参加企業、
バンダイナムコゲームスさんの社内SNSの名前なのです。
ボランティアベースで運営していた社内SNSが、このほど会社公認となったようで、
そのお披露目会にユーザー会メンバーもお呼ばれしました。

■バナコお披露目にかけつけたユーザー会のメンバー■
遅ればせながら、「バナコ」とそのお披露目会を紹介させていただきます。
●まずはガンダム接待!?
代表の手嶋と営業の長谷川とともに、3人でイベントに行くはずだったのですが、
長谷川が風邪をひきダウン。結局、手嶋とふたりで行きました。
バンダイナムコゲームスさんの社屋を見てびっくり。なんと会社がピラミッド型です。
エントランスに入ると、さらにびっくり。内部もピラミッドの吹き抜けで、滝まで流れています。
どこでみなさん、仕事をしているのかって?
ピラミッドの縁にへばりつくように空中オフィスがあるのです。
あっけにとられて見上げていると、ユーザー会でおなじみのバンナムの湯川さんが
出迎えてくれました。
「今日は、パネルディスカッションの前に、うちの『戦場の絆』をやってみてください」
先に来ていたNECの八田さんも手嶋も「待ってました!」と大喜びですが、
2週間前からこの日を楽しみにしていた長谷川、無念です。
同じくガンダム好きの沖電気の堀田さん、山中さんはどうしたのでしょう?
なかなか現れないので、先にゲームインストラクターのお兄さんについて、
それぞれドーム型のブースに入ることになりました。
みなさん、「戦場の絆」をやったことありますか?
1回500円という高価なゲームながら、学生や社会人に大人気のアーケードゲームです。
廃墟のなかをガンダム側とザク側に分かれて4対4で対戦するゲームだそうで、
仲間どうしではインカムでやりとりもできます。
●はじまりました
しかしボタンがいっぱいあって、ゲームオンチの私は、いったいどれを押せばいいのか
分かりません。
足のペダルを踏んで歩いてみたのですが、ビルにぶつかってばかり。
グルグル回っていると、インストラクターのお兄さんが、ブースのドアを叩きます。
「大丈夫ですか? 僕のロボットが前に立ちますので、思いっきり撃ってみてください」
さすが接待! 敵なのに逃げないでくれるので、あっさり倒すことができました。
(でもこれって対戦?)
さあ2回戦。沖電気チームもようやく合流です。
慣れてきたみなさんは一応、ドンドン、ボンボン戦っているようなのですが、
私は川で溺れているうちにゲームが終了しました。
八田さん 「戦場の絆、おもしろい!」
堀田さん 「うぬ、これは、おもしろい!」
山中さん 「難しいが、はまりそう!」
手嶋 「サラリーマンがお小遣いをつぎ込む気持ちが分かる!」
達成感いっぱいのコメントですが、今日の目的はお披露目会です。
これで終わりじゃありません。後ろ髪引かれる思いで会場に向かいました。
素敵な会場とバナコのかわいいポスターと意表をついた発表などは、
長くなりましたので、次回のブログで報告します。後編につづく。
手嶋屋に入社しました!~長澤編~
- 2009-03-13 (金)
- 開発者ブログ
初めまして。
3ヶ月のトライアル期間を経て
3月から開発部の社員として採用されました長澤です。
このブログに書くのはこれが初めてですが、
OpenPNE3のプラグイン開発をやっていたので、
もしかしたら私の名前を知っている人もいらっしゃるかもしれません。
私はゲーム系の専門学校卒で、今までWeb系プログラムはほとんど
手を出していませんでした。
なので知らないことの連続で毎日が充実しています。
●入社はOpenPNE2を導入できてから!?
実を言いますと、採用前まで私は手嶋屋はおろか、OpenPNEの事も全く知りませんでした。
プログラマの募集で検索していた時にたまたま手嶋屋のホームページを見て、
ブログを通して手嶋さんの人柄の良さと社風に好感を持ち、
その日のうちに問い合わせました。
その後、面接をし、とりあえず自分のPCにOpenPNE2を導入できてから…という話になりました。
これが悪戦苦闘してしまい、当初の予定より大幅に時間がかかり、
それでも採用担当の山口さんは待っていてくれるという事を言ってくれました。
そしてなんとか正常に動作する事を確認でき、晴れてトライアル採用されたわけです。
●symfony入門からスタート!
その頃、手嶋屋ではOpenPNE3を開発している真っ最中でした。
OpenPNE3ではsymfonyというフレームワークを基盤として開発しています。
symfonyを採用した事で、プラグインを利用し、各機能を分離して開発する事が
可能になりました。
自分が手嶋屋に来たとき、OpenPNE2で標準的な機能がOpenPNE3で
実装されていなかったので、その開発をするために、symfonyの公式HPにある
入門編を勉強をする事になりました。
当初、その内容に理解できずに、ただ書かれている通り試しているだけで、
内容を理解するまでに至りませんでした。
こんな状態でしたのでOpenPNE3のプラグイン開発が自分にできるのか心配でした。
しかし、開発担当の小川さん、海老原さんに教えてもらい、悪戦苦闘しつつも、
なんとか形にすることができて今はほっとしています。
そんなわけで手嶋屋では私のようなプログラマでも、
他社の新入社員ではできないような仕事にチャレンジさせてもらっています。
それゆえにプレッシャーも大きいですが、なによりやりがいを感じますね。
今は、先輩方にいつも迷惑をかけているので、まずは自分で仕事をこなせるようになって、
ゆくゆくは自分のように経験の浅い新人さんに、頼られるような存在になりたいと
思っています。
こんな頼りない自分ですが、どうぞこれからよろしくお願いいたします。
OpenPNE 開発者流のソースコードの追い方 #2 – Rak 編
- 2009-03-12 (木)
- 開発者ブログ
<p>開発部の海老原です。<br />
ソースコード読むのはホント楽しいですね! ということで技術ネタです。</p>
<p>「<a href="https://www.tejimaya.com/archives/1362/">OpenPNE 開発者流のソースコードの追い方 #1 - ack 編</a>」を書かせていただいたばかりですが、<br />
なぜか開発部プロマネの國忠さんが ack の導入ができないということなので、<br />
他のツールについても触れてみようと思います。</p>
<p>今回紹介するのは、 <a href="http://rak.rubyforge.org/">Rak</a> というツールです。 ack は Perl ですが、こちらは Ruby で書かれています。</p>
<blockquote><p>It is based on the Perl tool ack by Andy Lester.</p></blockquote>
<p>とあるように、 ack を基にして作られたツールだけあって、<br />
現時点ではほとんど ack と同じように使うことができます。</p>
<p>「ack をどうしても導入できない!」「Perl 製じゃなくて Ruby 製がいい!」という方は<br />
一度試してみてはどうでしょうか。</p>
<h3>■導入方法</h3>
<p>Ruby で書かれているだけあって、 Rak は RubyGems で提供されています。<br />
RubyGems で提供されているパッケージを入手するには、 gem コマンドを実行する必要があります。<br />
パッケージ管理システムなどを使って gem をインストールしてください。</p>
<p>Debian の場合だと以下のようにして gem を取得可能です。</p>
<blockquote><p><code># apt-get install rubygems</code></p></blockquote>
<p>gem の準備が整ったら、以下のようなコマンドで Rak を入手できます。</p>
<blockquote><p><code># gem install rak</code></p></blockquote>
<p>では、ちょっと試してみましょう。</p>
<blockquote><p><code>$ rak "foo("</code></p></blockquote>
<p></p>
<p>ack よりもちょっと遅い印象がありますが、機能としては遜色ありません。すごい!</p>
<h3>■実行例</h3>
<p><a href="https://www.tejimaya.com/archives/1362/">前回</a>紹介した ack の実行例と同じことを Rak にもやってもらうことにします。</p>
<h4>前後の行を表示する</h4>
<p>ack では「前後を含めた10行を表示」でしたが、 Rak では「前後5行を含めて表示」となります。</p>
<blockquote><p><code>$ rak -C5 "foo("</code></p></blockquote>
<p></p>
<h4>検索パターンに正規表現を使う</h4>
<p>これはまったく ack と同じですね。</p>
<blockquote><p><code>$ rak "(class|interface)s+opS+" lib</code></p></blockquote>
<p></p>
<h4>「条件にマッチする」ファイルの一覧を表示</h4>
<p>これも同じ。</p>
<blockquote><p><code>$ rak -l " * This file is part of the OpenPNE package" lib</code></p></blockquote>
<p></p>
<h3>■ ack と Rak 、どちらを使えばいいの?</h3>
<p>ということで、基本的にはどちらを使っても同じですが、<br />
僕は ack が完全に肌になじんでしまっているので、 Rak の常用はしないかもしれないです<br />
(気分転換に……ということはあるかも)。<br />
# ack の場合は .ackrc を書くことで初期設定をおこなうことができますが、<br />
Rak にはそういったものがあるんでしょうか? それだったら乗り換えてもいいですね。</p>
<p>ともあれ、 ack や Rak のようなツールを駆使して今日も一日気持ちよくコードとたわむれましょう。<br />
それでは、よいコードリーディングライフを!</p>
手嶋屋に入社しました!~酒井編~
- 2009-03-12 (木)
- 開発者ブログ
はじめまして。開発チームの酒井です。
OpenPNE公式サイトでは以前から「開発チームのきわ」と名乗って、
リリースの告知などをさせていただいています。
今まではアルバイトとして、OpenPNE本線の仕様策定・動作確認などを担当していましたが、
今月はじめからは新入社員として手嶋屋でがんばっていくことになりました!
実は、手嶋屋開発チーム初の女子社員でもあります。ちょっと自慢です。
「どうしてアルバイトから社員になろうと思ったの?」
社員になったことを友人たちに報告すると、必ずこの質問をされます。
私が手嶋屋に入社しようと思ったきっかけは、こんな事からでした。
去年の夏の夜、開発チームでOpenPNE3.0について雑談したことがありました。
その頃はまだOpenPNE3.0について確定している事が少なかったのですが、
「次のOpenPNEはこうだー!」と熱く語る開発者の男たちの目は、
まさに夢見る少年の輝く瞳をしていたんです!
「絵に描いたような物作りの男たちだ!」
と、アルバイト3年目にして開発者たちの澄んだ目に感激しました。
しかし、そんな開発チームですが、実際は開発以外の雑務も山のようにこなさなくてはなりません。
その雑務に追われ、夢見る少年の瞳が死んだ魚のように淀んでいるときも……。
それでも仕事が大好きで、熱い気持ちで取り組んでいるというのはヒシヒシと伝わります。
ですが、一度彼らのキラキラした目を見てしまった私は、
やっぱりいつでも開発者に楽しく開発に打ち込んでもらいたい!
色々な面白いことに取り組んで欲しい!
そのために、細かい仕事を自分が引き受けられれば……と思っていました。
とはいえ、アルバイトの頃は仕事でできる範囲が限られている上、
「アルバイト」という身でチームの深くに入ることにも抵抗を感じていました。
ですが、今後は開発者が全力で面白いものの開発に取り組めるよう、
開発チーム唯一の女子社員として陰に日向に支えていきたいと思います。
そしてそこから、開発者の熱ーい思いでOpenPNEがさらに魅力的なアプリケーションとして
進化してくれればと思います。
セイコーエプソン「パレット」2千人突破おめでとう!
- 2009-03-11 (水)
- 広報ブログ
みなさん、こんにちは。
花粉にやられっぱなしの白石です。
巨大な空気清浄機って発明できないものでしょうか。
杉の木に袋をかぶせて、花粉を取り込む夢まで見てしまいました。
●セイコーエプソン社内SNS「パレット」2千人突破!
さて、「取り込む」といえば、さきほどOpenPNEエンタープライズユーザー会の参加企業、
セイコーエプソンの中村さんより、
「セイコーエプソンの社内SNS『パレット』のメンバーが2000人超えたよ!」と
連絡が入りました。
「いろいろな”色”を持った社員が集まって、新しい色を作り、絵を描こう」という
コンセプトをもとに、2007年10月からはじめた「パレット」。
強制ではなく、口コミのみでわずか1年半で2000人の社員さんを取り込めたのは、
使ってくれている人たちが「社内SNSは便利で楽しい!」と思ってくれたからなのでしょう。
開発元の手嶋屋としては、こういうニュースはとても励みになります。
中村さん、2000人突破の秘訣、ぜひ教えてください。
うちの会社でもOpenPNE使っているよー、1000人突破したよーという情報はぜひお知らせを!
手嶋屋の開発陣が嬉し涙にくれること、間違いありません。
OpenPNEで会社組織の「絆」をつくる
- 2009-03-09 (月)
- 社長BLOG
今やっている、カンブリア宮殿のテーマは「絆」。
前半は、創業者とそれを支える参謀との「絆」を紹介している。本田と藤沢、松下幸之助と高橋荒太郎、らしい。前半は見ていない。後半は、大変な経済状況で組織の絆が失われつつあるなか、経営者と社員の絆をどう作り上げるか?と言うテーマ。
OpenPNEをあらゆる会社組織にも普及させるために、あえて「絆」をテーマにするのもおもしろいかもしれない。
OpenPNEを作ったり、使ったりしていると、SNSが単に組織の効率改善や売上のアップ以上に、「組織の絆を固める」事にものすごく貢献しているのでは無いか、と思うことがある。
どうすればOpenPNEで組織の「絆」を作り出すことができるか?もっと考えていきたい。
カンブリア宮殿スペシャル – Yahoo!テレビ.Gガイド [テレビ番組表]
社長のアイデアを具現化させる技術者、経営判断に迷った時の相談相手、財務を支えるスペシャリストなど様々な場面で、「片腕」と呼ばれる人たちがいなければ、ヒット商品やサービスは生まれなかった。未曾有の不況の中、経営者と社員の「絆」が改めて問われる時代。企業を成功に導いたカリスマ経営者と名参謀の「絆」から、今の難局を乗り切る知恵を探る。
.
OpenPNE 開発者流のソースコードの追い方 #1 – ack 編
- 2009-03-07 (土)
- 開発者ブログ
<p>開発チームの海老原です。<br />
みなさん今日も元気にソースコード追ってますか? ということで今回は技術ネタです。</p>
<p>普段どおり楽しくコードを追ってたら、手嶋荘住人の川原君に、<br />
「探索スキル高いですねー」<br />
と感心されてしまったので、僕がコードを追うのに使っている方法を紹介していきます。</p>
<h3>■本日のテーマ</h3>
<p><strong>「foo() という関数がどこで使われているか見たい!」</strong><br />
といったときのソースコードの追い方をご紹介します。</p>
<h3>■前提環境</h3>
<p>僕が開発に使用している以下の OS を想定して解説します。<br />
といってもまあ UNIX 系 OS ならほとんどそのまま参考になるでしょう。<br />
・Debian sid<br />
・Mac OS X Leopard</p>
<h3>■ go “ack” !</h3>
<p>さて、本日のテーマ、<br />
「foo() という関数がどこで使われているか見たい!」<br />
というとき、こんなコマンドを叩いている方はいませんか?</p>
<blockquote><p><code>$ grep -rw "foo(" .</code></p></blockquote>
<p></p>
<p>これでも目的は果たせます。しかし、<br />
・結果が見づらい<br />
・subversion などのバージョン管理システムが使うディレクトリも対象にしてしまう(パイプで繋ぐことで回避は可能)<br />
などといった欠点があります。</p>
<p>これを一気に解決してくれるだけでなく、ソースコード検索において<br />
強力な機能を提供してくれるツールが ack です。<br />
<a href="http://search.cpan.org/dist/ack">http://search.cpan.org/dist/ack</a></p>
<p>ack は CPAN で提供されているので、インストールは CPAN シェルに入って……<br />
と言いたいところですが、 Debian では apt でインストールすることができます。<br />
やっぱり Debian はいいですね。</p>
<blockquote><p><code># apt-get install ack-grep</code></p></blockquote>
<p>その他の OS では、普通に CPAN でインストールするか、パッケージを取ってきて<br />
展開して設置という手段を採る必要があります。 まあ CPAN でインストールするのが妥当でしょう。<br />
以下のコマンドで CPAN シェルに入ってください。</p>
<blockquote><p><code># cpan</code></p></blockquote>
<p>CPAN を使うのがはじめてであればここで設定に必要な事項の入力が求められます。<br />
CPAN の設定についてはここでは解説しませんので、「CPAN 設定」などで検索してみてください。</p>
<p>準備が整ったら、 CPAN シェル上で以下のコマンドをタイプしてください。</p>
<blockquote><p><code>cpan> install App::Ack</code></p></blockquote>
<p>あとは指示に従えばインストールが完了するはずです。シェルから抜けてください。</p>
<blockquote><p><code>cpan> exit</code></p></blockquote>
<p>これで晴れて ack を利用できるようになりました!</p>
<p>それでは以下のコマンドを叩いて grep との差を見せつけてやりましょう。</p>
<blockquote><p>(Debian の場合)<br />
<code>$ ack-grep -w "foo("</code></p>
<p>(それ以外)<br />
<code>$ ack -w "foo("</code></p></blockquote>
<p></p>
<p>すごく見やすい! しかも .svn ディレクトリもご丁寧に無視してくれている!<br />
これはもう使い倒していくしかないですね。</p>
<p>ということで、簡単に ack の便利な使い方を紹介していきます。</p>
<h3>■ ack を使いこなす</h3>
<h4>前後の行を表示する</h4>
<p>先ほどの例だと、「どこで」関数が使われているかはわかりますが、<br />
「どうやって」「なぜ」関数が使われているかが伺い知れなかったりします。<br />
そんなときにはこれ。</p>
<blockquote><p>(Debian の場合)<br />
<code>$ ack-grep -C10 -w "foo("</code></p>
<p>(それ以外)<br />
<code>$ ack -C10 -w "foo("</code></p></blockquote>
<p>この -C10 で、ヒットした行と前後をあわせての 10 行分の結果を出力してくれます。</p>
<p></p>
<p>前しか必要ないなら -B10、後ろだけなら -A10 と指定することもできます。</p>
<p></p>
<h4>検索パターンに正規表現を使う</h4>
<p>正規表現は grep でも使えるんですが、 ack では Perl 準拠の正規表現で書けるところがミソです。</p>
<p>lib ディレクトリ以下で、 op というプレフィックスがついたクラスなどの定義を見たい場合、<br />
こんな感じでコマンドを実行してみてはどうでしょうか。</p>
<blockquote><p>(Debian の場合)<br />
<code>$ ack-grep "(class|interface)s+opS+" lib</code></p>
<p>(それ以外)<br />
<code>$ ack "(class|interface)s+opS+" lib</code></p></blockquote>
<h4></h4>
<h4>「条件にマッチする」ファイルの一覧を表示</h4>
<p>ack ではヒットしたファイル名のみを出力することができます。<br />
lib ディレクトリ以下で OpenPNE のライセンス表記が含まれるファイルをリストアップします。</p>
<blockquote><p>(Debian の場合)<br />
<code>$ ack-grep -l " * This file is part of the OpenPNE package" lib</code></p>
<p>(それ以外)<br />
<code>$ ack -l " * This file is part of the OpenPNE package" lib</code></p></blockquote>
<p><a href="https://www.tejimaya.com/wp-content/uploads/e38394e382afe38381e383a3-90.png"></a></p>
<p>これと xargs コマンドを併用することで、他のコマンドとの連携が可能になるなど応用できます。<br />
(以下の例では条件にマッチしたファイルを削除します)</p>
<blockquote><p><code><br />
$ ack-grep -l "cholesterol" | xargs rm -f<br />
</code></p></blockquote>
<h4>「条件にマッチしない」ファイルの一覧を表示</h4>
<p>逆もできます。<br />
今度はライセンス表記が含まれないファイルをリストアップします。</p>
<blockquote><p>(Debian の場合)<br />
<code>$ ack-grep -L " * This file is part of the OpenPNE package" lib</code></p>
<p>(それ以外)<br />
<code>$ ack -L " * This file is part of the OpenPNE package" lib</code></p></blockquote>
<p>もちろんこれも他のコマンドと組み合わせやすくて重宝します。</p>
<blockquote><p><code><br />
$ ack-grep -L "Kousuke Ebihara " | xargs rm -f<br />
</code></p></blockquote>
<h3>■他にも便利な使い方がたくさん</h3>
<p>ack には紹介しきれないくらい多くの便利なオプション(-f や –thpppt など)が存在します。<br />
また、設定ファイル .ackrc によって検索対象のルールを作成することもできます。</p>
<p>ぜひ、 <a href="http://search.cpan.org/dist/ack/ack-base">http://search.cpan.org/dist/ack/ack-base</a> のマニュアルをご覧ください。<br />
きっと新しい活用方法が見つかるはず!</p>
<p>コードリーディングを楽しむには、 ack のような便利なツールが不可欠です。<br />
ぜひみなさんも今回紹介したテクニックを活用して、コードと友達になりましょう!<br />
それでは、よいコードリーディングライフを!</p>
symfony 開発者の Fabien Potencier さんにお会いしました
- 2009-03-05 (木)
- 開発者ブログ
<p>開発チームの海老原です。</p>
<p>方々で言われているように OpenPNE3 の開発でずっとてんてこ舞いで、<br />
大晦日もお正月も関係なく働きまくりでした!<br />
……ところがどうやら世間的には「冬休み」というものであったらしく、<br />
大平さんや山口さんから「休め!」とキツーく言われてしまったのです。</p>
<p>そんなわけで、ありがたいことに 2 月半ばに 7 日間ほど<br />
お休みをいただけることになりました。</p>
<p>「でもせっかくだから何か面白いことやりたいよね」<br />
という話を開発部の面々とお酒を交わしつつしていたなかで、<br />
「OpenPNE3 もリリースしたんだし、 symfony の開発者に会いにいくのはどう?」<br />
という提案が出てきました。</p>
<p><a href="http://labs.cybozu.co.jp/blog/akky/">サイボウズ・ラボの秋元さん</a>が<a href="http://labs.cybozu.co.jp/blog/akky/archives/2009/01/practical_symfony_symfony12lulucom.html">既にお会いしている</a>とのことで、<br />
ご迷惑でないかどうか不安なまま、<br />
さっそく開発者の Fabien Potencier さんにコンタクトを取ってみたところ、<br />
「調節するので時期が決まったらまた連絡してください」<br />
とのお返事が! これはお会いするしかない、と大慌てで支度し、日本を飛び立ちました。</p>
<p>OpenPNE3 のベースになっている <a href="http://www.symfony-project.org/">symfony</a> というフレームワークは <a href="http://www.sensiolabs.com/en">Sensio Labs</a> という<br />
フランスの会社が中心となって作っているオープンソース・ソフトウェアで、<br />
社長兼プログラマである <a href="http://fabien.potencier.org/">Fabien Potencier</a> さんが中心となって、日々進化させ続けています。</p>
<p>今回は、その Fabien さんと 1 時間ほど英語でお話ししてきました。<br />
内容は大きく分けて以下の 3 つです。<br />
・OpenPNE3 について<br />
・symfony について<br />
・オープンソースプロジェクトについて</p>
<p>OpenPNE3 はばっちり国際化に対応していますが、<br />
公式サイトは日本語版しか用意していないため、<br />
「日本語ばっかりで OpenPNE を試せなかった」ということと、<br />
Fabien さんが僕の名前、海老原昂輔(Kousuke Ebihara)を発音できなかったことは残念でしたが、<br />
symfony の今後の動向について Fabien さんが思っていることや、<br />
あのわかりやすい symfony 公式サイトに対するこだわりなどを聴かせていただき、<br />
非常に有意義な時間を過ごすことができました。</p>
<p>Fabien さんはとても優しい方で、僕のつたない英語もうんうんと頷きながら聴いてくださいました。<br />
また、 OpenPNE の紹介の最中に僕のコードに対してアドバイスまでしていただいて、<br />
嬉しいやら申し訳ないやらで、とにかく感謝の気持ちでいっぱいです。</p>
<p>それでいて、とても堂々としている方だと感じました。<br />
Fabien さんは途中、こんなことをおっしゃっていました。</p>
<p>「ソフトウェア開発者には、『ソフトウェアのために』目指すべき目標があります。<br />
開発者は、その目標をしっかり見据えて、まっすぐに進んでいかなくてはなりません。<br />
ユーザの声を聞き入れるのも大事ですが、私たちは常にソフトウェアのことを忘れてはいけません。<br />
ユーザの声に対して、時には、『それは違う』と言ってあげられることもまた大切です」</p>
<p>僕はこの言葉にとても心打たれました。<br />
言葉の内容だけでなく、彼の symfony やソフトウェアに対する真摯な姿勢を見て取り、<br />
僕が日々感じている OpenPNE やオープンソースに対する迷いのようなものが薄れていくのを感じました。<br />
それほど、彼の言葉は力強く胸に響いたのです。<br />
もしかすると Fabien さんのこの言葉には賛否両論あるかもしれませんが、しかし僕は、<br />
同じオープンソース開発者として Fabien Potencier さんを尊敬します。</p>
<p><br />
【Sensio のイメージカラーもあなたたちと同じで緑色なんですよ、と Fabien さん】</p>
<p>あっという間の 1 時間でしたが、非常に充実した時間を過ごすことができました。<br />
時間を作っていただいた Fabien さん、本当にありがとうございます。</p>
<p>ただ、僕の英語力不足で今回はあまり突っ込んだお話ができなかったのが非常に残念です。<br />
OpenPNE 関連サイトの英語版をバッチリ用意し、英語もいま以上に勉強して、<br />
次回お会いするときには symfony やオープンソースに関してもっと突っ込んだ話をしたいです。</p>
ソウルフードクラブに参加してきました!
- 2009-03-03 (火)
- インターン
お久しぶりです。
就職活動真っ最中のラッコのラッキーです。
本日3月3日はひな祭り。
手嶋屋もお雛様を飾って・・・ませんね。
寒すぎてそれどころじゃなさそう。
どうやら今夜も新宿では雪が降るそうですよ。
こんな日は温かい鍋でもしたいです。
鍋と言えば、
先日、バンダイナムコゲームスさん(バンナムさん)主催の
ソウルフードクラブに参加して、
カムジャタン(韓国の鍋料理)を食べてきました。
このソウルフードクラブとは、
OpenPNEエンタープライズユーザ会のメンバーである、
バンナムの湯原さんが主催している、韓国料理を食べに行く会です。
毎月開催しており、今回で28回目になるそうです。
普段はバンナムのご同僚だけで開催しているそうですが、
今回ゲストとして、手嶋さんと広報の白石さんが誘われ、
ラッキーもマスコットとしてついて行くことになりました。
というのも白石さんから、
「クラブ内にラッコのラッキーのファンがいるみたいだよー
ラッコを見てみたいという女の子がいるんだってー」
ということを聞き、
ちやほやされたがりなラッキーも参加させてもらうことにしました。
今回参加されたのは、手嶋屋の3人を含めて15人。
(残念ながらラッコファンという人は来れなかったみたいです)
はじめは初対面の方ばかりで緊張しましたが、
みなさんフレンドリーで、人見知りなラッキーでもすぐに和みました。
しかし、料理は和むことを許しません。
ソウルフードは辛いもの好きのラッキーでも躊躇するほどの辛さ。
まっこりで酔っぱらう前に顔が真っ赤になっちゃいました。
けれども、どれもすごくおいしかったです。
特に初めて食べたカムジャタンや茹でてない生のカニには感動しました。
いつもホタテばかりなので(笑)
ラッキーもソウルフードにやみつきになっちゃいそうです。
宴会ではラッコ命名のルーツなど聞かれたり、
遊びに誘われたりと、とても楽しい会でした。
バンナムの皆さん、今度はぜひ手嶋屋の御苑ランチにでもお越しください。
その時は来られなかった営業の長谷川さんを交えておしゃべりしたいですね。













