社長BLOG

なぜ在学生と卒業生はSNSを分けなければならないか?

答えは簡単。組織が違うから。

SNS設計の最初にして最大の難関は、
「どんな組織に対してSNSを作るか?」
「SNSに誰を入れて、誰を入れないか?」

の見極めだ。運営者としては、SNSのユーザー数は多い方がいいだろうから、テーマに合うかぎり出来るだけ大きなユーザーベースを対象にしてSNSを運営しようと思う。

しかし、自分の運営経験上、これははっきり間違いだと言える。

考えるべきは、どれだけ多くのユーザーを抱え込めるかではない。

「参加者がこのSNSに参加しないと話せない話題があるか?」
「参加者がこのSNSに参加しないと得られない人間関係があるか?」
「参加者がこのSNSに参加しないと得られない所属意識はあるか?」

このように運営者の意識を一旦忘れ、ユーザー一人一人の参加モチベーションを考えた上で、SNSの組織設計を考える必要がある。

ということで、在学生と卒業生の話に戻る。

在学生同士では、主に現在のキャンパスライフについての話題が多くなるだろう。
「歴史Iは代返が聞かない」「確率の試験対策プリントが出回り始めた」「今日のサークルは18:00~」と言う感じ。おそらく毎日ログインして使うツールになる。この輪の中にOBが入ってきてもコミュニケーションのスピードが全く合わない。技術的にも、大学が在学生向けにSNSを提供するのであれば学籍番号とひもづけるのが一番素直である。卒業生に学籍番号を振ることはまれなので、これも障害になる。

卒業生同士の交流は、在学生同士ほど活発でないだろう。年に数回もログインすれば良いのではないか?年に数回しかログインしなかったからと言って、失敗ではない。寄付金依頼付きの同窓会会報誌が送られてきて、読まずにそのまま捨ててしまうよりはよっぽどまし、と言うことだ。

他にも分けなければならない理由は色々あるのだが、それはまた今度。

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